「アルチザン・コンフィジュール」というナミュールの哲学

ナミュールの哲学を象徴する"Artisan-Confiseur(アルチザン・コンフィジュール)"
「職人(アルチザン)」と「菓子造り(コンフィジュール)」を意味する二つの言葉を合わせ、菓子職人たちの誇り高い流儀を表しました。素材選びから完成に到るすべてを職人の手が担うナミュールのお菓子は、まさに小さな芸術品です。

ナミュールでは新鮮な原料を、加工を施さない自然のままの状態で仕入れています。シチリア産のアーモンド、ピエモンテ産のヘーゼルナッツ、トリノ産のマロンなど、それぞれ原料別に最も適した産地と品種を厳選しています。

選りすぐりの素材は、練り上げられたレシピをもとに極上のお菓子へと変貌を遂げます。レシピには、伝統製法と日々の試行錯誤のなかで新たに生み出されるものがあります。

たとえばチョコレートだけでも、150年の時をかけ伝えられてきたものと新たなものとを合わせると、微妙な風味の違いによって100種類以上ものレシピに分けられます。

伝統を守り続ける信念と、妥協せず革新を追求する情熱、そして大公宮からの信頼によって、ナミュ―ルは一軒の菓子店から、ルクセンブルク大公国の格式を担う存在へと成長しました。

いまや世界中の美食家に愛されるナミュールの贅沢な味わいは、最高の原料、150年の伝統、そして職人たちの誇り高い流儀が熟成された、その賜物なのです。

ナミュールの歩み